3番目に参詣したお寺は、“ワット・スワン・ダラ・ラーム”です。やっと古いアユタヤの中心があった“コー・ムアン”、すなわち「都市の島」に渡りました。話題257の位置図に示したように、このお寺は島の隅にあります。第1番目に参詣したお寺“ワット・パナン・チャーング”のちょうど対岸です。
“スワン”は「金」 “ダラ”は「星」、“ラーム”は「住むところ」または「お寺」の意味があるので、“ワット・スワン・ダラ・ラーム”は「金の星のお寺」です。
“ワット・スワン・ダラ・ラーム”は、お堂が二つと仏塔が一つあるこじんまりとしたお寺です(写真1)。ここは 観光コースから外れているのでしょう。我々グループだけで静かに参詣することができました。写真にあるお堂の側面にある窓枠の下のラインをご覧下さい。船の舷側みたいにカーブしています。ガイドさんの説明によれば、まさにこのお堂は船をイメージしているそうです。極楽へ導く船でしょうか?また、タイ王室のロイヤル・バージは有名です。この影響でしょうか?
お堂に入ると、外の暑さがうそのようにひんやりとします。また、白を基調とした明るい外観とくらべて、お堂の内部は落ち着いた、荘厳な雰囲気です(写真2)。お堂の一番奥にご本尊が安置されています。その前に何体もの座像や立像の仏様がまつられています。天井はハスの飾り、そして周りの壁は壁画で装飾されています。仏様、仏様にまつわる物語、そして地獄や天国の様子が描かれています。
ご本尊の右横と、左側の壁の奥にいる人物に注目下さい。ご本尊様と壁画を修復しています。タイのお寺ではよく目にする光景です。
- 続く -
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