タシケントで今回驚いたことがあります。市の中心部でシャシリクを目にすることができないことです。また、通りに出したテーブルでの食事風景も見られませんでした。シャシリクを見るには博物館に行くしかないと冗談を言っていたのですが、しばらくすると理由が分かってきました。どうも、市の中心部ではシャシリクは禁止されているようです。しかし、市の中心を外れたレストランでシャシリクを発見し、安心した次第です。
シャシリクは羊肉の串焼きのことです。肉のぶつ切り、骨付き肉のぶつ切り、ラムチョップなどを串刺し、炭火で焼いたものです。この他、レバー、チキン、牛肉、ひき肉などがあります。肉を焼くときに盛んに煙をだすので、多くのレストランでは道ばたで料理します(これが、市の中心部で禁止されている理由でしょうか?)。
2枚の写真をご覧下さい。写真1はウズベキスタンのタシケントのレストラン、写真2はカザフスタンのアルマトイ郊外にある野外レストランです。両者とも、シャシリクのコンロの右側で木をおき火を準備し、そのおき火で肉をあぶります。直火ではあぶりません。このように調理方法はどの国でも同じですが、使う木にこだわる国もあります。
どの国のシャシリクが美味しいかといわれても困るのですが、今までの経験ではカザフスタンのものが一番です。遊牧民であったカザフ人にとっては、なんと言っても最高のごちそうは肉であり、そのため調理方法も洗練されているのでしょうか?写真2のカザフのおじさんがよりプロフェッショナルみたいです。
なお、写真1はフラッシュなしで撮影しました。フラッシュを使うと光が煙に反射してうまく撮れません。
- 続く -
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