ロングステイへの道

No. 332 再びNOT SOロングステイ

写真を保存しているハードディスクが不調なので、スクリーンセーバー用として別の場所に保存してあった写真を使ってブログを続けています。観光案内的な話になってしまいますが、ご容赦下さい。写真は話題151で紹介した4枚の写真の前にくるものです。

カプリの“青の洞窟”または“ブルーグロット”へは船で行くか陸路をとるか二つの方法があります。青の洞窟へ入るためには小さなボートに乗り換える必要がありますが、この人たちは船でやって来て、洞窟へ入るためのボートに乗り移るのを待っている人たちです。陸路をバスで来る方が、待ち時間が少なそうです。小さいボートに乗り換え、青の洞窟に入るまでの様子は話題151をお読み下さい。皇帝ティベリウスもこの青の洞窟の中で水泳を楽しんだといわれています。是非とも訪れてみたい場所です。

さて、このカプリで“NOT SO LONG STAY”を楽しみました。ティベリウスのヴィラ・ヨヴィスへのハイキング、カプリの散策、アナカプリと青の洞門、マリーナピッコロでの海水浴、それと水中翼船と列車を使ったソレントとポンペイまでの遠出等々、スケジュールに追いかけられることなくゆったりとした時間を過ごしました。

“NOT SO LONG STAY”は我々夫婦の造語ですが、“そんなに長くないロングステイ”とでも訳して下さい。1ヶ所にロングステイよりは短い期間、普通の旅行よりも長い期間留まる旅行方法です。普通1ヶ所に1週間から10日間宿泊し、そこを基地にして活動します。毎日の移動は体力的にも無理があり、さりとて1ヶ所でのんびりするのにもまだ早いし、若い時のバックパックからシニアのロングステイの移行期間の旅行方法です。

No. 309 アルマトイのゴルフ場

中央アジアではウズベキスタンとカザフスタンにゴルフ場があります。ウズベキスタンのタシケントと、カザフスタンのアルマトイとアスタナです。アルマトイには2つのゴルフ場があります。

このうちアルマトイにあるザイルジャウ・ゴルフ・リゾートを紹介します。2004年5月にはまだ造成中でしたが、その後、一時宅地として売り出すという話があり、建設が中止されたという噂を聞いていました。しかし、今回アルマトイを訪問して、ちゃんと完成しているので感激しました。トルコの資本だそうです。

アルマトイの中心部から車で約20分ほどの郊外にあります。天山山脈の山麓に広がるゴルフ場で、写真に示したように、すばらしい天山山脈の峰々を背景にしてプレーができます。このゴルフ場の中には住宅や宿泊施設も建設されていて、リゾートライフが楽しめます。

さて、どのくらいでプレーできるのでしょうか？次の価格はビジターが18ホールをプレーした時のものです。

　　　グリーンフィー（平日）　：　12,000テンゲ
　　　グリーンフィー（週末）　：　24,000テンゲ
　　　カート　　　　　　　　    ：　 3,000テンゲ
　　　キャディフィー　　　　    ：　 2,000テンゲ

テンゲはカザフスタンの通貨の単位で、1テンゲ ≒ 1円で計算してください。安くはありませんね。タイのように、毎日ゴルフ三昧とはいきません。

今はほとんど韓国人のゴルファーのようで、日本人は少ないようです。アルマトイに住む両国の駐在員の数からしても明らかです。韓国からのツァーの人も多いとのことです。

No. 307 アルマトイでのロングステイ（その6）

アルマトイはアクティブでスローな旅を楽しむところです。アルマトイのフラットに一ヶ月ぐらい滞在し、天山山脈でのハイキング、トレッキング、登山を楽しむものです。アルマトイからキルギスタンのイシククル湖まで、天山山脈を越えるいくつものルートがあり、難易度によって3種類ぐらいに分かれているそうです。山好きな人には絶好のところです。

次回の冬季アジア大会は2011年にカザフスタンのアルマトイで開催される予定です。今まで日本に馴染みの薄かったアルマトイやカザフスタンが、身近な所になるでしょう。また、ホテルなど住環境が整備されると、より良いロングステイ先となるでしょう。ただし、交通渋滞と大気汚染の解消も必要となります。

写真は、アルマトイから約15 km離れた天山山脈の渓谷にあるメデウ・スケートリンクです。1972年につくられたこのスケートリンクは氷質がよいため、ソ連時代数多くの世界記録が生まれました。メデウからさらに4 km先にはシンブラク・スキー場があります。これらの施設は今は市民の娯楽のために使われていますが、きたるアジア大会にも活用されることでしょう。

- 完 -

No. 305 ウズベキスタンの美女

話題278でウズベキスタン工芸博物館で出会ったウズベキスタン美人を紹介しました。出会った7人のウズベク美女のうちの1人です。

美女全員にお会いしたい方は、フォトアルバム“ウズベキスタンの美女”をご覧下さい。

No. 304 アルマトイでのロングステイ（その5）

野外レストランでは嬉しい差し入れもありました。お隣で誕生日パーティを開いていたグループから馬肉の腸詰の差し入れです（写真）。

お皿の下半分に盛られているものですが、これはカズと呼ばれ、カザフスタン人の大好物です。馬肉に塩、ニンニク、コショウをまぶして、腸に詰めたものです。

このグループは場所だけを借りて、食べ物や飲み物は持ち込みでした。誕生日パーティにも飛び入りで参加し、ウオッカの乾杯にも何回もつき合わされました。

カザフの人々のホスピタリティと笑顔に感謝、感激。

- 続く -

No. 302 アルマトイでのロングステイ（その4）

話題267では冬のピクニックの様子を紹介しましたが、アルマトイの人々にとってピクニックのベストシーズンは春から秋にかけてです。新鮮な空気を求めて出て、天山山脈に刻まれた谷間に出かけます。ピクニック料理の定番は羊肉の串焼き“シャシリク”です。小さいコンロを持参して焼き肉を楽しみます。近くを通っても美味しいにおいがたまりません（写真1）。

我々は、コンロの準備はしていないので道沿いにある野外レストランに直行です。オープンなあずまやで食事をとるため、ここは冬には開いていません。シャシリクをオーダーするのはもちろんです（写真2）。

この写真は以前使用したことがありますが、再度登場です。というのは、ここのシャシリクの味は、いままで食べた中で五本の指に入るからです。大ぶりにカットされた羊の肉、こんがりと焼き上がった色、こげめの入り具合、などなど。ジューシーなシャシリクでした。

おじさんのプロフェッショナルな目線や手つきからも、ここのシャシリクが美味しいことは間違いありません。

- 続く -

No. 298 タシケントの夜の楽しみ

タシケントで、シルクロードの旅の疲れをいやすときの楽しみの一つに観劇やコンサートがあります。写真1はナヴォイ・オペラ・バレエ劇場の4月から5月のプログラムです。ほぼ毎日、オペラかバレエが上演されています。席は数百円であるため、毎日観ても負担にはなりません。よく仕事が終わった後で行きますが、夕食前の時間を楽しく過ごすことができます。

ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場は1947年に完成しました。外装（写真2）、内装ともすばらしい劇場で、1,500人収容することができます。この劇場は、第二次世界大戦後タシケントに抑留されていた日本兵などの捕虜に、強制労働で造らせた建物の一つです。カザフスタンのアルマトイにあるアバイ・オペラ・バレエ劇場も日本兵の捕虜の強制労働で建てられたものです。

旧ソ連圏の大都市には観劇やコンサート、さらにはサーカスの劇場が整備されています。しかしながら、団員の方はどうでしょうか？劇場の席が埋まってない日もあります。旧ソ連時代は国が生活を保障してくれたでしょうが、今はどうなっているのでしょう？末永く劇や音楽を楽しみたいため、心配になってきます。

No. 296 ウズベキスタンでロングステイ

ウズベキスタンでのロングステイも“NOT SO ロングステイ”です。“NOT SOロングステイ”は我々夫婦の造語ですが、“そんなに長くないロングステイ”とでも訳して下さい。数カ所を移動しながら旅をしますが、1ヶ所にロングステイよりは短い期間、普通の旅行よりも長い期間留まる旅行方法です。

ほとんどの方がシルクロードに憧れてウズベキスタンを訪問されるでしょう。世界遺産であるサマルカンド、ブハラ、ヒヴァ（ウズベキスタン）、メルブ、クンヤ・ウルゲンチ（トルクメニスタン）を始めとして、シルクロードに沿った都市や遺跡を尋ねるのは日本人の一つの夢だと思います。

旅行社が売り出しているシルクロード駆け足ツアーに参加するのではなく、中央アジアで1ヶ月ぐらいのんびりしたらいかがでしょうか？タシケントをベースにして、周囲の都市や遺跡を訪問して下さい。そして、旅の疲れはタシケントでいやして下さい。

タシケントは2000年以上前からオアシス都市として、またシルクロードの中継点として栄えてきました。その位置づけは、現代の観光の観点からも変わりません。写真はテレビ塔から撮影したタシケントの郊外です。緑の多い街並はオアシス都市の面影を残しています。

No. 276 トルコでのロングステイ

トルコは“ロングステイ”より“NOT SO ロングステイ”です。 “NOT SOロングステイ”は我々夫婦の造語ですが、“そんなに長くないロングステイ”とでも訳して下さい。数カ所を移動しながら旅をしますが、1ヶ所にロングステイよりは短い期間、普通の旅行よりも長い期間留まる旅行方法です。詳しくは話題149から話題152で紹介しています。

歴史は我々夫婦の共通の趣味ですので、トルコはNOT SO ロングステイ先としてうってつけの国です。トロイから始まり、アッシリア、ヒッタイト、メディア、ギリシャ、ペルシャ、マケドニア、ローマ、ビザンツ帝国、セルジュークトルコ、オスマントルコなどなど、興味ある遺跡がたくさんあります。その割には世界遺産の数が9ヶ所と少ないですが。お隣のギリシャも16ヶ所と、歴史の豊富さ、今の世界に与えた影響の大きさの割りには世界遺産の数が少なく驚きです。

イスタンブールとアンカラしか訪問してないため、トルコで訪れた世界遺産はまだイスタンブールの歴史地区だけです。ここにはアヤソフィア、スルタンアフメット・ジャーミィ（ブルーモスク）、トプカピ宮殿など、ビザンツ帝国やオスマン帝国の栄華をしのばせる遺跡がたくさんあります。イスタンブールでの仕事場がこの歴史地区のなかにあったため、十分に歴史を堪能することができました。

トルコのエーゲ海沿岸でロングステイしたいのですが、トルコの物価はEU基準に近づいており、ギリシャと比較するとあまり優位性はありません。

写真はアヤソフィア大ドームに画かれた聖母マリアとキリストの壁画です。三脚は持ち歩かないため、カメラを床において撮影したものです。少々暗くてもある程度の品質の写真は撮れます。

No. 273 アルマトイでのロングステイ（その3）

タイスタイルハウスのインテリアの話題が続きました。続いて、アルマトイで手に入れた絵を紹介します。この絵は民族衣装を着たカザフの女性を画いたものです。民族衣装に関しては、どの地域の、どの時代のものかは不明です。しかしながら、街を歩いていると、このような清楚な美人を見かけることがあります。

カザフスタンに限らず、どの国を訪問しても、その国の伝統・文化を画いた絵を探すようにしています。名画は必要ありません。もちろん持ち帰りに便利なように、大きい絵は避けます。大きくても3号、またはA4サイズまでです。額は取り外してもらいます。

絵はストリートマーケットで購入しました（上の写真）。アルマトイのツム百貨店の横にある通りです。歩行者天国になっているので、このような店をひやかしながら散策するのも楽しいものです。冬は気がめいってしまいますが、アルマトイの春や秋は最高の季節です。

- 続く -