話題343で紹介した洪水被害に見舞われているお寺が“ワット・カサットラー・ティラット”です。お寺も自然災害にはお手上げです。写真1のように鋼製の仮設堤防と土のうで水の浸入を防いでいます。 洪水によりロングステイヤーも観光客も影響を受けます。お寺のお参りとは関係がありませんが、やはり気になります。
昔からタイは洪水に悩まされてきました(話題344)。逆に、河川が氾濫し、運ばれてきた土がによって土地が肥沃になるという恩恵も受けてきました。人々も洪水とともに生きる知恵を育ててきました。タイスタイルハウスの特徴のである高床式住居もその一つです。
写真2はチャオプラヤ川の対岸の家々ですが、洪水の影響を防ぐためにやはり杭の上に家が建てられていています。あと、車ではなく小さなボートがあれば、増水しても生活は可能です。昔の生活様式ほのうが、洪水に対して柔らかく対応していました。
杭の長さをみると、あと1メートルぐらい余裕があります。チャオプラヤ川の水位があと少々上昇しても大丈夫です。
- 続く -
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