タイの建築設計会社より、床材とともに屋根や外壁の材料の提案もありました(図1)。図にある判例を上から紹介すると、外壁はレンガ、着色した石膏ボード、着色したコンクリート壁、そしてチーク材です。屋根は焼き粘土の瓦です。この瓦はテラコッタタイルとも呼ばれます。
タイの焼き粘土瓦は、灰色や黒のイメージがある日本の瓦とは異なります。熱帯地方に多いラテライト(赤土)を材料として使用するのでしょう、色は、なかなか表現は難しいですが、薄い煉瓦色や薄い褐色でしょうか?まずは写真の例を見てください。南欧の家の瓦の色とも共通するところがあります。
瓦の例を見ても分かる通り、図で使われている色は実物の材料の色とは一致していません。瓦の薄い煉瓦色や薄い褐色が、図では青色系統の色で表現されています。さらにチーク材の濃い茶色が、図では赤で表現されています。なかなかイメージわいてきません。
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