サワディー・ピーマイ!! 新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
今年もタイスタイルハウスの話題でスタートです。
ルアン・カムティアンは(話題95の⑤)約160年前に建てられたタイの伝統的な家です(写真)。チーク材で建てられた高床式の家で、北部タイの様式のものです。現在は、ソイ・アソークにあるサヤムソサエティーの敷地内に移設されており、民俗学美術館として利用されています。田舎の伝統的な農村の生活で使われた様々な道具などが展示されています。
高床式で木造、優雅な曲線の幅広く尖った屋根、そして広いテラスを持つ民家は、ルアン・タイ・ダームと呼ばれています。直訳すると“タイハウスの源”です。ルアン・タイ・ダームは、地理的条件、気候、そして文化にも影響を受けて、地方により様式が異なります。チャオプラヤ川が流れる中央平原の家が代表的なものですが、北部タイ、東北部タイ、南部タイでそれぞれ特徴的な家を見いだすことができます。
北部タイの様式は、山岳地であること、中央平原より涼しいこと、またこの地はラン・ナーと呼ばれ19世紀になってやっとタイ国と一体化した歴史などにより、家の様式にも差があります。ルアン・タイ・ダームの地方による違いについては別の機会に紹介します。
なお、ルアン・カムティアンの詳細はサヤムソサエティーのホームページを参照して下さい。また、BTSスカイトレインの最寄り駅はアソークです。
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