次はワング・スワンパッカートです(話題95 の④)。ワング・スワンパッカートはチョンボット王子・王女が1952年に建てた私的な邸宅を美術館として解放したもので、タイの王室としては始めてのものです。ここには、王子・王女が引き継いできた美術品や骨董品が展示されています。
ワング・スワンパッカートにはいくつかの伝統的なタイスタイルハウスがあります。これらはタイ各地にあった古い建物を移設して修復たものです。BTSスカイトレインのカード(写真1)にあるラッカーパビリオンもこのうちのひとつです。黒漆の上に仏の生涯を黄金で描いた壁画があることよりこの名前で呼ばれています。
ラッカーパビリオンはもともとアユタヤにあったもので、17世紀の中頃、王室に属する人物(名前は不明です)によって建てられたものです。後に、建物はアユタヤとバンパインの間にあるお寺に移されました。ここで朽ちるままに放置されていたものをチョンボット王子・王女が聞きつけ、ここワング・スワンパッカートに移設し、修復したものです。2棟あった建物(ラッカーパビリオンと書庫)を一つにまとめています。
詳しくはワング・スワンパッカートのホームページを参考にして下さい。なお、BTSスカイトレインの最寄り駅はパヤタイです。
さて、ラッカーパビリオンは2005年の最後の話題です。ちょうど100番目の話題になります。
来年も、タイのバンコク近郊にこれからの海外生活のベースになるタイスタイルハウスを建てるための準備を進めていきます。経過はブログ“ロングステイへの道”でレポートしていきます。
それでは良いお年を。
コメント