タイの植木市場、“タリンチャン植木屋通り”の植木屋の多くは、一種類から数種類の花、草、または木を専門に取り扱っています。
まずはランの専門店です。ランの鉢が無造作に天井より吊るされています(写真1)。そして長い根が鉢よりクラゲの足のように垂れ下がっています。ランは直射日光に弱いのでしょう、植木屋全体に覆いがかけられています。床にも幾種類ものラン(と思いますが?)が無造作に置かれています(写真2)。ランには詳しくないので、名前が分かる方がいればお教えください。
ランは高価で、栽培が難しとの印象を持っていましたが、こうも自然に、無造作に扱われているのを見ると、今までの固定概念が崩れます。タイスタイルハウスの庭では、温室または室内で箱入り娘のように大事に育てるのではなく、ワイルドに楽しみたいものです。多分、庭では大きな木に寄生させ、またはランの花の鉢を木の幹に吊るして楽しむのでしょう。タイの強い直射日光は木の梢に遮られます。
次はリラワディを専門的に扱っている植木屋です。タイスタイルの母屋の庭先にリラワディの苗木の鉢植えが並べられています。リラワディについてはまた改めて紹介します。ここでは母屋を注目して下さい。トタン屋根の非常にシンプルな家ですが、直射日光を遮る大きなひさしや木々に囲まれた環境はタイスタイルハウスそのものです。バンコクでも郊外の農村部を車で走ると、このような家を見かけることがあります。
いずれにしても、タリンチャン植木屋通りの様子を見ると、ロングステイではガーデニングは一つの楽しみになりそうです。今から庭をどう設計しようかと思い、ワクワクしています。
“タリンチャン植木屋通り”の写真はフォトアルバムにまとめてあります。
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