タジキスタンではいつも笑顔だけではありません。真剣な表情の子供もいます。ちょうど峠越えの茶店の前で車を止めたとき撮影したものです。子供は近所の農家の子供たちでしょうか、果物や工芸品を売ろうとして必死の顔です。女の子の手や右下に写っている男の手をご覧下さい。農作業を手伝っているのでしょう、大人の手をしています。
タジキスタンの国民一人当たりのGNI（国民総所得）は2004年で280ドルと、世界の最貧国の一つです。ちなみに日本とタイはそれぞれ37,050ドルと2,490ドルです（2004年）。
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タイスタイルハウスの完成後は、夫婦で、ここをベースに仕事と余暇を楽しみたいと考えています。ロングステイの一つのあり方ですが、自然に囲まれた環境で、これからの健康でアクティブなシニアライフをクリエートし、そしてエンジョイしようと計画しています。
ゴルフには特に便利で、タイスタイルハウスからクラブハウスまで歩いて数分で行くことができます。この他、バンナートラッドに沿って車で30分走ると少なくとも10ヶ所のゴルフ場にアプローチできます。さらに、少し足をのばせばパタヤ、ラヨン方面にある約20ヶ所のゴルフ場でプレイできます。
限られた人数となりますが、同じ様な生き方を目指されているシニア、団塊世代、そして若い方々とこのタイスタイルハウスをタイムシェアしたいと考えています。
自然とアクティブな環境のタイムシェアです。タイでのロングステイのベースとして、人生のリチャージ、スポーツ、ガーデニング、さらにビジネスにも活用できると思います。ぜひとも、ご夫婦でご参加して下さい。
タイムシェアの募集のためにホームページを開設しています。募集情報などのお知らせをお伝えします。こちらもぜひご覧下さい。
ホームページ： http://web.mac.com/sawasdeelongstay
メール：
[email protected]
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飛行機に乗る時、通路側と窓側の席を選ぶのに一応のルールを決めています。2時間ぐらいまでの飛行時間であれば窓側、それ以上の時間であればよほどのことがない限り通路側を選びます。日本からバンコクまでは通路側に、バンコクからクアラランプールやラングーンぐらいまでは窓側に座ります。このため日本を上空から見る機会はありません。
先日バンコクへ旅行した時、席は通路側に取ったのですが、乗客が少ないために窓際の3っの席を占有することができました。窓側の席へ移動し、空からの眺めを楽しみました。日本本土は厚い雲で覆われていたのですが、奄美大島を過ぎる頃から天候が回復し、沖縄、台湾の南端、ベトナムのダナン近くの海岸線、タイとラオスの国境のメコン川、等々、すばらしい景色を堪能しました。
空から撮影した写真のうち西表島と石垣島を紹介します。写真1の左奥が西表島で、右端の島が石垣島です。写真を見ても島名が分からなかったのでGoogle Earthで調べました。写真2をご覧下さい。少し角度は違いますが、それぞれの島を対応させることができます。便利ですね。ただ、衛星写真をもとにしたGoogle Earthでは珊瑚礁がきれいに表現されていません。
話題81でカザフスタンとキルギスタンの国境の話を紹介すると約束しました。11年ぶりで両国の国境を通過しました。カザフスタンのアルマティからキルギスタンのビシュケクまで車で日帰りの旅行をしたときのことです。写真1がカザフスタン側から見たキルギスタンの検問所、写真2がキルギスタン側から見たカザフスタンの検問所です。写真3は両国の国境線を流れる小川です。
11年と比べて国境の様子が全く異なり驚いてしまいました。その当時は数年前にソビエト連邦が崩壊し、混乱を極めていました。所々舗装がはがれたホコリっぽい道が続き、国境には遮断機が一つあるだけででした。そしてビザなしでも国境を通過できました。もちろん警備兵に見つからないように車の中で頭を下げていましたが。今考えると危ないことをしたものです。
今回はビザは必要でした。キルギスタンに入国するときのキルギスタンのビザは不要でしたが、カザフスタンに再入国するときにカザフスタンの再入国ビザが必
要でした。旅行される方はご注意下さい。キルギスタンも本当はビザで出入国を管理したいのでしょうが、まだその能力がないので、仕方なくビザなしで越境を
許しているのが真相でしょう。
話題180に続きバングラディシュのスンダバンです。複雑に入り組む水路、潮が引くと顔を出す干潟、そして小さな島に密生する豊かなマングローブの森林、スンダバンは多様な生態系や豊かな資源、そしてそれを利用する人々を育んでいます（写真1）。さらに、沿岸部に密生するマングローブの森林は、2004年12月に発生したスマトラ沖地震で注目されましたが、大津波のバリヤーとしても重要な役割を果たします。
話題180の衛星写真をご覧下さい。深い緑のスンダバンではなく、その周囲の薄茶色の部分に注目して下さい。ここは森林が伐採された地域であろうかと考えられます。地上の状況は写真2で想像して下さい。この写真はマングローブの森林と隣接する場所で撮影したものです。
衛星写真でもう一つ注目すべき点は、スンダバンの東側の海岸です。この地域はサイクロンによる高潮で毎回大きな被害を受ける地域でもあります。所々に緑の点が散らばっています。マングローブの生き残りでしょう。ここも以前はスンダバンと同様に海岸奥深くまで豊かなマングローブ林が茂っていたことでしょう。
写真3はスンダバンの近くにある木材店です。直径10 cmから数 十cmの丸太が並べられています。この様な木材店が道路に沿って延々と続いています。店の人にこの木はどこから来たのかと尋ねると、どの店でも誇らしそうに“スンダバン”の答えが返ってきました。勝手ながら、この通りを“スンダバン伐採通り”と名付けました。
アマゾンと同様に、ここでも森林が確実に失われています。
- 完 -
スンダバンをご存知ですか？ガンジス河口に広がる世界最大のマングローブの森林です。バングラデシュとインドのベンガル州西部に広がっています。衛星写真1に示した黄色い楕円のなかの、濃い緑の部分がスンダバンです。多くの貴重な動植物が生息し、なかにはベンガルタイガー、河口部に生息するワニ、インドニシキヘビなどの絶滅の恐れのある生物も含まれています。面白いことに、インドが“スンダバン”国立公園として、パキスタンが“スンダバン”として、別々にユネスコの世界遺産に登録しています。
バングラデシュのスンダバンに行く最も一般的な方法は、首都のダッカから飛行機でジェッソー（Jessore）へ飛び、次にモングラ（Mongla）という港町へ車で移動し、ここで船に乗り換えてスンダバンへ入ります。写真2はまだスンダバンの入り口のマングローブ林ですが、豊かな自然の一端に触れることができます。
- 続く –
衛星写真の出典：
Bangladesh from MODIS
Jacques Descloitres, MODIS Land Science Team
NASA VISIBLE EARTH (http://visibleearth.nasa.gov/)
旅行のときにはデジタルカメラは欠かせません。旅の記録というよりは、メモ代わりに使っています。一日に数百枚のショットを撮ることもあり、そのうちの何枚かはこのブログで紹介しています。記録メディアは一日で使い切ってしまうので、話題26で紹介したように、写真は毎日iPodにダウンロードしています。今使用しているデジタルカメラは二代目でC社のものです。一代目はN社の2000年発売のモデルで 5年ほど使いました。
デジタルカメラは便利ですが、エレクトロニクスの固まりであるために、旅行中に故障するとお手上げです。我々にも悲劇的な事件が起こりました。一代目のカメラです。イタリア旅行中に（話題149）、突然カメラがハングアップしてしまいました。ブラックボックスであるために対処のしようがなく、それ以降使えずじまいでした。幸いに妻がフイルムカメラを持っていたために、最低限の旅の記録は残りましたが。
写真1はカメラがハングアップする直前の写真です。バチカンですが、ぼやけています。1日前に撮ったものが写真2です。ローマのフォルムですが、この時は全く問題ありませんでした。同じカメラで撮った写真であるとは思えません。
旅行時にはデジタルカメラに何が起こるか分かりません。大事な記録を失わないため、そして貴重な時間とお金を無駄にしないために、バックアップをお忘れなく。
北西アフリカのリビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコはマグレブ諸国と呼ばれています。これらの国々の地中海沿岸地域は、古代ローマ時代の属州に重なり合っています。フェニキア、ローマ、イスラムなどの歴史が交錯した地域で、世界遺産も4国合わせて28ヶ所もあります。一方、南部はサハラ砂漠が広がり、過酷ですが美しい大自然を経験することができます。一度は訪れてみたい国々です。
先日、アルジェリアの首都アルジェを訪問しました。一般には馴染みがない国ですので、アルジェの街の様子を紹介します（写真1 ~ 写真3）。以外と近代的でしょう。団塊世代またシニア世代の方々は、アルジェと聞いて、1967年に公開されたジロ・コンテコルポ監督の映画“アルジェの戦い”をまず思い浮かべられるのではないでしょうか。この映画は、アルジェリアの10年に及ぶ、フランスからの独立戦争を描いたドキュメンタリーです。
アルジェリアは1992年よりイスラム原理主義過激派によるテロが活発化し、国内情勢が悪化しました。政府のテロ対策の強化を含めた内政・治安の正常化の努力により、最近情勢改善しています。しかしながら、外務省海外安全ホームページでもまだ「十分注意して下さい」 ~ 「渡航の延期をおすすめします」と分類されています。
モロッコとチュニジアは観光を重視している国で、ロングステイは困難が伴うとしても、話題149で紹介した、“NOT SO LONG STAY”は楽しめそうです。しかしながら、アルジェリアとリビアは、まだ特殊なツアーで行くより他はなさそうです。アルジェリアでのロングステイはまだまだ時期尚早です。
タイでのロングステイの定番は、バンコクでのロングステイ、チェンマイでのロングステイ、プーケットのロングステイなどではないでしょうか。これらの場所は生活環境が整っている、特に医療施設が充実している点で、ロングステイのベースとしては最適だと思います。一方、バンコクやチェンマイでは都市化が進み、大気汚染を始めとした都市問題が深刻化しています。
都市部でのロングステイはコンドミニアム、サービスアパートメント、ホテルが主な滞在先になると思います。日本の住環境と比較すれば広いですが、いずれにしても狭く閉鎖的な空間での長期間の滞在が強いられます。条件が悪ければ、窓からの眺望は写真1のようになりかねません。一日中、お隣さんの目を気にしながらの生活になります。
そこで、ロングステイ中には積極的に田舎に出かけて下さい。アクティブなロングステイです。どの国でも、例えば日本や英国でもその国の良さは田舎に出かけないと分かりません。このことはタイでも変わりません。タイの素朴さ（写真2）、生活の知恵、古き良き伝統をかいま見ることができます。反対に、貧しさや田舎が抱えている問題点（写真3）にも出会うこともあります。
写真3には説明が必要です。熱帯気候のタイは雨が多くて、十分な飲料水に恵まれているような印象を受けますが、本当ではありません。地域や季節によっては水不足に悩まされます。写真3はタイ南部の漁村で撮ったもので、ここでも水不足は深刻です。雨水を利用するために屋根に降った雨を樋で集め、大きなかめに貯める工夫がなされています。
タイの田舎に出かけ、タイの素朴さ、生活の知恵、古き良き伝統を楽しんだり、また、貧しさや田舎が抱えている問題点を直視し、アクティブなロングステイを送るためのヒントを得て下さい。
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