北西アフリカのリビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコはマグレブ諸国と呼ばれています。これらの国々の地中海沿岸地域は、古代ローマ時代の属州に重なり合っています。フェニキア、ローマ、イスラムなどの歴史が交錯した地域で、世界遺産も4国合わせて28ヶ所もあります。一方、南部はサハラ砂漠が広がり、過酷ですが美しい大自然を経験することができます。一度は訪れてみたい国々です。
先日、アルジェリアの首都アルジェを訪問しました。一般には馴染みがない国ですので、アルジェの街の様子を紹介します(写真1 ~ 写真3)。以外と近代的でしょう。団塊世代またシニア世代の方々は、アルジェと聞いて、1967年に公開されたジロ・コンテコルポ監督の映画“アルジェの戦い”をまず思い浮かべられるのではないでしょうか。この映画は、アルジェリアの10年に及ぶ、フランスからの独立戦争を描いたドキュメンタリーです。
アルジェリアは1992年よりイスラム原理主義過激派によるテロが活発化し、国内情勢が悪化しました。政府のテロ対策の強化を含めた内政・治安の正常化の努力により、最近情勢改善しています。しかしながら、外務省海外安全ホームページでもまだ「十分注意して下さい」 ~ 「渡航の延期をおすすめします」と分類されています。
モロッコとチュニジアは観光を重視している国で、ロングステイは困難が伴うとしても、話題149で紹介した、“NOT SO LONG STAY”は楽しめそうです。しかしながら、アルジェリアとリビアは、まだ特殊なツアーで行くより他はなさそうです。アルジェリアでのロングステイはまだまだ時期尚早です。
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