ロングステイへの道

No. 172 タイスタイルハウスのコンセプト第2案（その2）

記事167からの続きです。さて、タイスタイルハウスのコンセプト第2案は、我々夫婦が出したコメントと修正点を取り入れたものになっているでしょうか？コンセプト第1案のモデルと（図1）と第2案のモデル（図2）を比較して下さい。この二つの図は家の正面上から見たものです。

変更があった点は次の通りです。

• 第1案にあったメインパビリオン横の階段室（番号1）は、希望通り第2案ではなくなっている（話題138）。
• その代わりに、第2案では階段がメインパビリオンの正面になっている（番号2）。
• 一方、メインパビリオンの前にあるお役様歓迎用のパビリオンが、シンプルなものを希望したのにかかわらず、第2案ではより豪華になっている（番号2）。
• 第1案にあった車寄せ（番号3）は希望どおりなくなっている（話題137）。
• 敷地正面からのアプローチを望んでいたが（話題141）、第2案では右側に寄っている（番号3）。
• サービスエリアが希望通り（話題141）、第2案では右側にシフトしている（番号4）。

正面左から見たイメージ図をご覧下さい（図3）。最近の建築家は便利なプログラムを持っています。図面とかモデルに比べて、よりリアルがイメージを持つことができます。

検討はまだまだ続きます。

- 続く –

No. 167 タイスタイルハウスのコンセプト第2案（その1）

バンコク郊外で建築予定のタイスタイルハウスのコンセプトの第2案がメールで送られてきました。

このもとになる第1案は話題120~話題122で紹介しています。さらに、第1案に対して建築家に伝えた修正点とコメントは“タイスタイルハウスのイメージ”と題して話題137~話題156の間でまとめました。建物の構成や配置は第1案に異存はないので、今回は家の各部分に対して我々夫婦が持つイメージや希望を写真を使って建築家に伝えました。

コンセプト第2案の1階と2階のフロアプランをそれぞれ図1と図2に示しました。さて、我々夫婦のイメージと希望はタイの建築家に伝わったのでしょうか？

検討の前に、フロアプランをもとに、タイスタイルハウスの構成と配置を再度確認します。

• 4つの建物より構成されている。中心の建物（リビング、ダイニング、キッチン）（図の中央部）、主寝室（右端の下）、客用寝室（右端の上）、サービスエリア（左端の上）の4つの建物です。
• リビング、ダイニング、主寝室、そして客用寝室の一部は2階レベルにある（右の図）。
• これらの主要部は、これも2階レベルにあるのデッキで結ばれている。
• 1階部はキッチンと客用寝室の一部のみで、その他の部分は高床の下のオープンスペースである（左の図）。

コンセプト第2案をこれから確認していきます。ご期待下さい。

- 続く -

No. 156 タイスタイルハウスのイメージ、テラス

タイスタイルハウスで日中リラックスできる場所がもうひとつあります。これは2階のテラスです。メインパビリオンの庭に面した側に広いテラスを計画しています（写真1）。庭越しにゴルフ場のフェアウェイを正面に望むことができ、広々とした景観を楽しめます。テラスは軒で被うようにするため、ここは日陰となり読書や昼寝に最適な場所です。メインパビリオンの両側の扉を開け放つことができるために、風通しも良いはずです。

もう一カ所のテラスはお客様用の寝室前です。ここも日陰になり、さらに風通しも良いはずです。ゴルフ場に近いために、より広い展望が期待できます。

古いタイスタイルハウスのテラスの例を写真2と写真3に示しました。写真2の床板の間の隙間に注目して下さい。これは建築が雑でできたものではありません。この隙間より吹き上げる風で涼を取るためのものです。昔の知恵には感心します。

我々のテラスはもう少しモダンになり、さらに幅は写真に示したものより広く取るつもりです。イメージを膨らませて下さい。

- タイスタイルハウスのイメージ、完 -

No. 155 タイスタイルハウスのイメージ、オープンスペース

計画しているタイスタイルハウスのメインパビリオンと主寝室は高床式です（写真1）。この1 階部分はオープンスペースになっていて、自由な目的に使うことができます。昔の農家ではこのスペースは作業場であったり、ゆっくりと昼寝をする場所であったのでしょう。

メインパビリオンの下は居間、そして朝食や昼食を食べるスペースとして使いたいと考えています（写真2）。主寝室の下はハンモックで昼寝をしたり、読書をしたり、またお茶を飲んだりして、ゆっくりくつろぐ場所としたいものです（写真3）。

今から考えるだけでゆったりした気分になります。

- タイスタイルハウスのイメージ、続く -

No. 147 タイスタイルハウスのイメージ、庭

メインパビリオン、主寝室、そしてお客様用寝室に面している庭がメインガーデンです（写真1）。ここはゴルフ場のフェアウェイと一体化するようにと考えているので、オープンな庭にしたいと思います。ただし、タイスタイルハウスの中心となる大きく立派な木は植えたいものです。木の種類はただいま検討中です。

写真2は敷地境界からゴルフ場のフェアウェイを望んだものです。メインパビリオンの2階のバルコニーや1階のオープンスペースから、お客様用のバルコニーから、さらに主寝室やお客様の寝室の窓から、庭とそれに続く広々とした景観が楽しめる様に設計します（緑の矢印の方向です）。

妻の希望として、この庭に小さなパビリオンを作る案がありました。ここで、昼下がりにお茶を楽しむ計画でした。しかし、いくら小さいと言っても、庭の中で大きいスペースを占めるために、この案はあきらめました。主寝室の1階部のオープンスペースがこのパビリオンの役割を果たします。

- タイスタイルハウスのイメージ、続く -

No. 146 タイスタイルハウスのイメージ、中庭

タイスタイルハウスの中庭は写真1の緑の楕円で示した所です。話題138でも説明したように、ここには階段（小さなパビリオン）を設けません。そのため約6 m x 10 m のスペースが生まれました。

この中庭はメインパビリオン、お客様用の寝室、そして敷地の北側の壁によって三方を囲まれています。もう一方の面も垣根で目隠しをして、静かで落ち着ける雰囲気の庭にしたいと考えています。

北側に面しているので日射しもあまり強くなく、敷地の壁などに鉢植えのランを吊るして栽培するのも面白いのではないでしょうか？日中でもこの庭でくつろげるようにしたいものです。

メインパビリオンの1階が吹き抜けになっているので、北側の垣根（写真1の左側）を工夫すれば、風通しも問題ないでしょう。

- タイスタイルハウスのイメージ、続く -

No. 142 タイスタイルハウスのイメージ、メインパビリオン

メインパビリオンはタイスタイルハウスの中心の建物です。写真1の緑色の楕円で囲んだ部分です。ここには2階にリビングルームとダイニングルームが、1階にキッチンとオープンなリビング・ダイニングスペースがあります。

タイの建築設計事務所から送られてきた平面図（話題No.120）では、メインパビリオンの中で各ファンクションの位置関係は理解できますが、どのような建築物になるか分かりませんでした。家のモデルを見て始めて、メインパビリオンが二つの部分に分かれていることが分かりました。写真1でも分かるように、タイスタイルの建物とその下にあるボックス型の建物です。

我々の建築家に対するリクエストは、“2つの建物をタイスタイルの1つにまとめてほしい”です。

- タイスタイルハウスのイメージ、続く -

No. 141 タイスタイルハウスのイメージ、玄関

タイスタイルハウスの向きを見て下さい。西の方角から敷地に入ることになります。風水を信じる訳ではありませんが、家への入り方について知恵を絞る必要がありそうです。我々夫婦には風水の知識はありません。また、タイの建築家Aさんと上司の方もあまり風水に詳しくないようです。知識のない両者で議論した結果は次の様なものです。

まず、① をご覧下さい。道路からメインパビリオンへのアプローチを示しました。緑色の矢印のように、道路から敷地へは西から入ります。その途中で南に折れ、もう一度西に折れます。イメージは話題No.137の写真3です。この写真の奥に見える彫刻を施した壁のように、西の道路からの最初の突き当たりには、風水によれば何か必要なようです？

次に、紫色の矢印で示したように、階段を北に上ります。踊り場の小さなパビリオンで西に折れ、さらに階段を上りメインパビリオンへ至ります。階段については話題No,138を参考にして下さい。また、踊り場のパビリオンのイメージを写真2と写真3に示しました。我々の考えているものは写真2ほど粗末でありませんが、写真3までは立派でありません。

以上は、風水に関して素人が考えた案です。早い段階で、風水の専門家に意見を聞く予定です。風水に詳しい方がいれば、アドバイスをお願いします。

風水とは関係ありませんが、階段を最初に北に上るとき、この方向にはサービスエリアがあります。庭に向かって階段を上る方が視覚上安らぎを与えます。このため、サービスエリアを② に示したように、南側へ移動します。

- タイスタイルハウスのイメージ、続く -

No. 138 タイスタイルハウスのイメージ、階段

タイスタイルハウスでの生活の中心は2階です。リビング、ダイニング、主寝室そして客室の一部が2階にあります。憩いの場である庭への道である階段についてもよく考えておく必要があります。

タイの建築設計会社A社のコンセプト第1案では階段は2ヶ所です。写真1に示したように、メインパビリオンの横にある緑の楕円で囲んだ“階段1”、そしてメインパビリオンの中にある“階段3”です。

我々の階段に関するコメントは次の通りです。位置は写真1を参考にして下さい。

• “階段1”は必要ない。
• その代わりに、メインパビリオンの正面に“階段2”を持ってくる。
• “階段3”は必要である。
• “階段4”を、メインパビリオンの裏側に付け加える。

“階段2”が正面玄関で、“階段4”が直接、庭とゴルフ場へ通じるものです。

もう一つ重要なコメントは、シンプルな階段です。“階段1”の様なパビリオンは必要ありません。同様に、正面玄関である“階段2”でもお客様歓迎用のパビリオンもできる限りシンプルなものにしてほしいと伝えました。

階段のイメージを写真2と写真3に示しました。タイスタイルハウスにある木製で、両側に手すりがあるシンプルなものです。写真3にあるように、傾斜を緩くするため階段の途中に踊り場が必要です。踊り場を少し広めにとり、ここにやはり木製で簡単なパビリオンを作ることも考えられます。

今は問題はありませんが、20年後、30年後には階段の上り下りがおっくうになる、または困難になる可能性もあります。階段のみならずタイスタイルハウス全体をバリアフリーとして設計することが重要となります。

- タイスタイルハウスのイメージ、続く -

No. 137 タイスタイルハウスのイメージ、前庭

タイスタイルハウスの設計を依頼している建築設計事務所A社からコンセプト設計の第1案を受け取りました（話題No.120 ~ 話題No.122）。建築家のアイディアを引き出しより良いコンセプトが創り出せるように、コメントとともに、我々夫婦が考えているタイスタイルハウスのイメージを伝えました。言葉だけでは建築家に理解してもらえない可能性が高いので、写真を添えてイメージをより明確に伝えるようにしました。

今回は建物の外観や庭に関するものです。建物内部の構成やインテリアについては、まだコメントしたりイメージを伝える段階ではありません。

まずは道路から敷地内へのアプローチと前庭です。話題No.122で紹介した家のモデルの写真をご覧下さい（写真1）。緑の楕円で囲んだ部分です。我々は車寄せは必要ないと考えています。庭をより広く取り、多くの木々や草花を植えたいために、車寄せにはスペースは割けません。広大な敷地があれば別ですが。タイの人は一般にこの車寄せを大きく取ります。話題No.87のA社の初期の提案をご覧下さい。敷地の1/3が車寄せになっています。

前庭には少し多めの木を植えようと考えています。木々の間を通ってメインパビリオンへ!!　木々がまずお客様を歓迎します。また、道路からの視野と西日を遮ります。逆に風通しが悪くなれば困りますが。どんな木を植えるかは今思案中です。この顛末はカテゴリー“ガーデニング”の記事に連載しています。

上で説明したイメージに近い写真を紹介します。ローズガーデンで撮影したものです。木が多すぎ手入れがなされていません。我々のイメージはもう少しすっきりしたもので、草花の割合がもっと多くなります。

いずれにしても、写真2は道路から木々を通してタイスタイルハウスを望んだものです。バナナの木、マンゴーの木、ここやしの木が植えられています。これらは妻がぜひとも植えたい木々です。写真3は同じ家の門を入って撮影したものです。アプローチの両側に植えられたリラワディの木が涼しさとともにお客様を歓迎します。残念ながら季節外れで花は咲いていませんでした。

- タイスタイルハウスのイメージ、続く -