タイスタイルハウスでの生活の中心は2階です。リビング、ダイニング、主寝室そして客室の一部が2階にあります。憩いの場である庭への道である階段についてもよく考えておく必要があります。
タイの建築設計会社A社のコンセプト第1案では階段は2ヶ所です。写真1に示したように、メインパビリオンの横にある緑の楕円で囲んだ“階段1”、そしてメインパビリオンの中にある“階段3”です。
我々の階段に関するコメントは次の通りです。位置は写真1を参考にして下さい。
- “階段1”は必要ない。
- その代わりに、メインパビリオンの正面に“階段2”を持ってくる。
- “階段3”は必要である。
- “階段4”を、メインパビリオンの裏側に付け加える。
“階段2”が正面玄関で、“階段4”が直接、庭とゴルフ場へ通じるものです。
もう一つ重要なコメントは、シンプルな階段です。“階段1”の様なパビリオンは必要ありません。同様に、正面玄関である“階段2”でもお客様歓迎用のパビリオンもできる限りシンプルなものにしてほしいと伝えました。
階段のイメージを写真2と写真3に示しました。タイスタイルハウスにある木製で、両側に手すりがあるシンプルなものです。写真3にあるように、傾斜を緩くするため階段の途中に踊り場が必要です。踊り場を少し広めにとり、ここにやはり木製で簡単なパビリオンを作ることも考えられます。
今は問題はありませんが、20年後、30年後には階段の上り下りがおっくうになる、または困難になる可能性もあります。階段のみならずタイスタイルハウス全体をバリアフリーとして設計することが重要となります。
- タイスタイルハウスのイメージ、続く -
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