2007年11月2日に、世界遺産であるアンコール遺跡に隣接して、新しい博物館「シハヌーク・イオン博物館」がオープンしました。2001年に上智大学のアンコール遺跡国際調査団がバンテアイ・クデイ遺跡より発掘した274体の仏像(廃仏)を展示・研究するための施設です。建設費の約1億3000万円を「イオン1%クラブ」が負担したので、「シハヌーク・イオン博物館」となっています。「シハヌーク」は前国王の名前です。
シハヌーク・イオン博物館の英語名は「Preah Norodom Sihanouk Museum」で、一安心です。ノロドム・シハヌークは、シハヌーク殿下として知られる、前国王です。“Preah”は神聖なという意味があります。なお、「Preah Norodom Sihanouk」は前国王の正式な呼称を短縮したもの「Preah Karuna Preah Bat Sâmdech Preah Norodom Sihanouk Preahmâhaviraksat」を、さらに短く縮めたものです。
残念ながらこの博物館にはまだ行っていません。近々、アンコールに出張するので、その時は時間を見つけて仏像に会いに行きたいと、今から楽しみにしています。
博物館の仏様の写真がないので、シェムリアップのオールドマーケットの土産物屋さんで撮影した仏像のコピーで我慢してください。それにしても本物みたいですね。ただし、一番前にある銀の台座に座られた黄金色に輝く仏様は本物です。いや、本物だと信じています。話題24を参照してください。
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