ウズベキスタンのサマルカンドはシルクロードの天山北路と天山南路が一つになるところです。サマルカンドからは、一つは、ブハラ(ウズベキスタン)そしてメルブ(トルクメニスタン)を通りイランへ向かうルートと、もう一つは、ブハラからヒヴァ(ウズベキスタン)とクンヤ・ウルゲンチ(トルクメニスタン)を通り、カスビ海へ向かうルートがあります。
上に紹介した5つの都市、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、メルブ、クンヤ・ウルゲンチはいずれも世界遺産です。まだサマルカンドしか訪問していませんが、”青の都”、”イスラム世界の宝石”など、多くの賞賛も嘘ではありません。ただし、よく絵はがきなどにある、レギスタン広場を囲むメドレッセは15世紀から17世紀に建てられたものです。
アレキサンダー大王が”話に聞いていた通りに美しい、いやそれ以上に美しい”と言わしめた、アフラシャブの丘に建てられたサマルカンドの前進「マラカンダ」は、1220年モンゴルにより徹底的に破壊されました。今もまだアフラシャブの丘は、わずかに城壁の名残がある場所もありますが、荒涼たる荒れ地が広がっています。
写真は、レギスタン広場にあるウルグベク・メドレッセの屋根に登り撮影した、同メドレッセのドームとその背後に広がるサマルカンドの旧市街です。サマルカンドが”青の都”と呼ばれる意味がよく分かります。
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