カザフスタンは団塊世代の退職後のロングステイの場所というより、アクティブでスローな旅に適している国だと思います。
カザフスタンは面積が日本の7倍ほどある大きな国ですが、人口は日本の1/8です。カザフスタンの南は天山山脈に接しており、シルクロードの天山北路の通り道です。シルクロードに興味がある人なら中央アジアのこの国についてご存知でしょうが、一般にはなじみの薄い国です。
ウズベキスタンの世界遺産であるサマルカンドやブハラ、さらにヒワのようなシルクロードが栄えた当時の面影を保っている都市はなく、唐とササン朝ペルシャとの戦いがあったタラス湖畔の古戦場が記憶に残っているぐらいです。
さて、カザフスタンの人は自国にどのようなイメージを持っているのでしょうか?まず上の国旗を見て下さい。背景の空色はどこまでも続く抜けるような青空を表わしています。中央には草原の黄金の鷲の上に昇るこれも32条の光を放つ黄金の太陽、そして旗竿側には国の代表的な黄金色の装飾。これは国家としての正式なイメージです。
一般の人のイメージは?これは良くわかりませんが、次の2枚の写真をご覧になって下さい。日曜市場で売っている油絵を撮影したものです。
一つは“広々とした草原”、もう一方は“天山山脈の爽やかな自然”です。道ばたの絵のモチーフはこの二つがほとんどでした。
コメント