タイのゴルフ場でタクシン首相と2回ほど出会いました。2回ともバンナトラッド道路沿いの同じゴルフ場で、バンコクでのゴルフ愛好家には良く知られたところです。バンナトラッド道路は、バンコクから東へ延びパタヤやラヨンへ向かう幹線道路で、この道路沿いには数多くのゴルフ場があります。
第一回目の出会いです。ちょうどハーフが終わって、次のハーフに向かうときにタクシン首相がスタートするということで足止めされました。しばらく待たされました。首相がクラブハウスから出てこられ、やっとスタートかと喜んだところ、まず、新聞記者に囲まれ記者会見です。やれやれ。首相もゴルフ場でもご苦労なことですが、待たされているゴルファーも大変です。
首相のティオフは20 mぐらい離れた場所より興味深く観察していました。金色のヘッドのドライバーでのショットは“ナイスショット”でした。ただし、2回目でしたが。首相の組は5人パーティです。キャディ、護衛を含めると大人数です。その他の護衛はカートで前後を行き来し、警戒しています。
我々はタクシン首相のすぐ後にスタートしました。といっても、セキュリティのため、首相の組の前後それぞれ2ホールではプレイができません。マーシャルが我々の組に付き添って、進行をコントロールします。
運良くタクシン首相と話す機会がありました。タイのゴルフ場では3ホール毎にお茶屋がありますが、首相の組が折り返してきて我々と同じお茶屋で休憩を取りました。同じゴルフアーですので、首相に声をかけました。
私 「ゴルフを楽しまれていますか?」
首相 「楽しんでるよ」
私 「調子はいかがですか?」
首相 「まあまあだな」
私 「よくプレイされますか?」
首相 「週に一度ぐらいはプレイしたいね。しかし、忙しくて」
簡単な挨拶程度の会話で終わりましたが、リラックスして、気持ちよく答えてくれました。これもタイスタイルでしょうか。タクシン首相は飲み物の代金はご自分で払われていました。念のため。
なお、聞くところによれば、首相のキャディーさんへのチップは2,000バーツだそうです。普通は200バーツぐらいです。
タイでのロングステイにはこういった楽しみもあります。
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