2007年8月15日にペルーでマグニチュード8.0の大きな地震が起こりました。ピスコ市沖の太平洋が震源で、ピスコ市、イカ市、そしてチンチャ市などで大きな被害が発生しました。死者の数が519人、被災した人が65万人以上、そして倒壊あるいは損傷を受けた家屋が約8万棟にものぼります。
ピスコ市のサン・クレメンテ教会ではミサの途中に教会の天井の大部分が崩落し、195人もの方が亡くなりました。地震による全死者数の38%にもなります。写真はサンクレメンテ教会を正面から見たものです。地震後2ヶ月ほど経っているので瓦礫はきれいに片付けられ、地新直後の凄惨な状況を想像することはできません。
教会の両側にあった2つの塔だけが残されています。奥にある緑色のテントが仮設の教会で、今はこの中でミサが行われています。地震でなくなられた方のご冥福をお祈りします。
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