タイの人は、どのようにお参りするのでしょうか。“郷に入れば郷に従え”で、我々もタイスタイルに従いました。もちろん、願いごとは日本語ですが。
まず、ろうそくをお供えします。次に、3本のお線香に火をつけ、願いごとをこめてお祈りします。3本のお線香は、それぞれ仏さま、お経、そしてお坊さまを現しています。参拝の様子は、写真1をみてください。手ブレしていますが、線香立てには、お線香が3本ずつまとまって立てられています。
さらに、人によっては、“プアング・マー・ライ”や“はすの花”を、仏さまにお供えします。我々は、バンコクから持参した“プアング・マー・ライ”をお供えしました。さらに、我々は油も持参して、ろうそくやお線香に火をつけるお灯明につぎ足しました。
ワット・パナン・チャーングでは珍しい“タンブン”を目にしました(写真2)。“タンブン”は「お布施」のことです。ここでは人々は、パックされたお米を購入し、お寺に寄進します。そして、お寺はこのお米を貧しい人に施します。アユタヤ周辺は洪水の被害を受けていたため、被災者の炊き出しにも使われるのでしょう。お米、“カオサン”、のタンブンですので、“タンブン・カオサン”です。
1パックは5キロ詰めで、90バーツと書かれていました。想像ですが、人々はお米を希望する金額で購入し、お米と、購入金額と90バーツの差額のお金が、お寺への“タンブン”となるのでしょう。たぶん、お米はきとくな人の“タンブン”で、お寺に安く納められたものでしょう。
われわれ夫婦は1パックに500バーツの“タンブン”をしました。購入時に、名前を書いたお札を渡します。後でご祈祷していただけるのでしょう。
- 続く –
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