タジキスタンではスズカケノキ(プラタナス)の下で昼食をとる機会もありました。場所は首都のドシャンベから西へ車で1時間ほど走ったヒソール(Hissor)という町です。ここには城塞跡やメドレッサが残っています。メドレッサは神学校で、ウズベキスタンのサマルカンドのものが有名ですね。ここヒソールではメドレッサの一つが歴史博物館として公開されています。
レストランは城塞の比較的良い状態で保存されている南門(写真1)のすぐ近くにあります。すばらしいセッティングです。写真2をご覧下さい。樹齢500年のスズカケノキの下にテーブルがセットされています。緑のシャワーの下、涼しい風を感じ、さらに樹に住む鳥の歌声を聞きながらの食事は最高です。写真1の乾燥した環境とは全く違います。
シルクロードを行き交った旅人も樹々の下での安らぎを楽しんだことでしょう。アレキサンダー大王もタジキスタンを通過しています。ヒソール近くを通ったのでしょうか?500歳の大樹、城塞跡、メドレッサなどなど、歴史に思いを馳せながらの食事です。
食事は話題187で紹介したものと同様にシンプルなものです。トマトとキュウリのサラダ、果物、ハーブ、ヨーグルトそしてパンです(写真3)。ここでは桑の実が出されました。写真の手前にある皿に盛られたものです。メインデッシュは鮎の様な魚の唐揚げです。頭からかぶりつくことができ、非常に美味な川魚です。飲み物は定番のウオッカ、ビール、ジュースです。仕上げはラグマンでした。
タイでのロングステイのベースとなるタイスタイルハウスの庭でも、早くこのような昼食を楽しみたいものです。
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