ウエストバライからシェムリアップに帰る途中、車窓から国道18号線沿いに奇妙なものを幾つか見かけました。運転手に聞くと先ほど見たコオロギを捕る仕掛けだそうです。さっそく車から降りて、写真を撮りました(写真1)。
夜、今は巻いているビニールシートを広げるのでしょうが、その中で灯りをともします(どのよう灯りかは不明ですが)。この灯りに集まるコオロギがビニールシートにぶつかり、そのはずみで下にある水を張った中に落ちるといった簡単な仕組みです。水から逃げることができない哀れなコオロギは、朝捕らえられます。
カンボジアの人によれば、タイへ日に数トン輸出しているそうです。皆さんがタイで試されるコオロギはカンボジア産かも知れません。カンボジアとタイのささやかな民間貿易のおかげです。
国道6号線はカンボジアとタイの東北部を結ぶ幹線道路です。今は、自転車で下校途中の女学生がのんびり走っていますが(写真2)、両国の結びつきが強くなれば車の往来が激しくなり、このような光景が懐かしく思いださせる日も来るでしょう。
国道6号線をも含めて、インドシナ半島の道路ネットワークも徐々にですが整備されてきており、ロングステイ先から陸路で隣国へ行き来ができる日も近いでしょう。
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