タイで家を建てるとき建築工事をどのように管理するかは大問題です。“タイで家を建てた日本人(2005年9月13日)”で紹介したように、タイに住んでいても家を建てる、家をリフォームすることは大変なチャレンジです。この問題を解決しないかぎり海外のロングステイの第一歩を踏み出せません。
解決方法を建築設計事務所のA社とB社に質問しました。両社ともほぼ同じ見解でした。まず第一に信頼できる良い建築業者を選ぶこと。当たり前ですが、どのように探すかが重要です。悪い業者が多いなか、タイにも信頼できる業者がいるとのことです。
タイの建築業界でも信用が重要です。二つの設計事務所は歴史があり、長年つき合っている建築業者は信頼できるとのことです。いい加減な工事をすると次から仕事を出さないとのことで、悪い会社は長年の間に淘汰されてきているようです。建築業者の選定には、設計事務所のアドバイスが不可欠です。まずは良い、建築設計事務所を選ばなくては。
ただ、タイ人の中には、建築家のアドバイスを聞かずに安い建築業者を指定する人もいて、失敗することもあるそうです。
次に、現場管理の人を雇います。エンジニアではなくテクニシャンレベルの人をパートタイムまたはフルタイムで雇用します。信頼できる建築業者を選んだ場合でも、建築の規模が大きくなると担当する建築家一人では品質の管理が行き届かないので、現場管理人の雇用を勧めるとのことです。その目安は、個人住宅の場合床面積が1,500 m2以上とのことです。
日本では普通考えられない広さですが、タイでは数多く見られます。床面積が3,000 m2の家に家族3人が住むとか。あるタイプのタイの人は、隣家より大きい家が良い家だと考えるみたいです。
いずれにしても建築を始めるにはまだ1年以上あるので、どのように工事を管理するかはじっくり研究し、計画をたてます。
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