まず、ラングーンクリーパー(Rangoon Creeper)を紹介します。東南アジア原産のつる植物で、白、ピンク、深紅の三色の花が一緒に群れて咲きます。木質の茎を持ち、葉は柔らかく薄緑色をしています。垣根やつる棚にはわせて育てます。成長が早く、8 mにも伸びることがあります。
タイでは“レップ・ムー・ナン”と呼ばれています。意味は“女性の指の爪”です。多くの呼び名があり、チェンマイやチェンライがある北部タイでは“ニャオ”、特にメーホンソーでは“タイ・モン”と呼ばれます。また、南部タイでは“ニュムープラナライ(ナライの指)”、そしてヤラ県では“アドニン”と呼ばれます。なお、“ナライ”はヒンドゥー教の神の一人です。
タイではラングーンクレーパーの葉を食用にします。茹でてナンプリック(タイのソース)をつけて食べます。特に、タイの人がよく使うナンプリックカピによく合います。カピはエビペーストです。日本人には醤油が合うかもしれません。ほうれん草のおひたしみたいです。
ラングーンクリーパーは観賞用にも食用にも楽しめます。
カテゴリー”ガーデニング”の記事も参考にしてください。タイの花をいろいろ紹介しています。
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