最初の海外旅行先はギリシャでしたが、そこでのタベルナで経験して以来、レストランのキッチンへ潜入することが習慣になっています。ホテルのレストランとか一流レストランでは遠慮をしますが、客席からキッチンが見えるような庶民的なレストランや食堂では、必ずキッチンを見せてほしいとお願いします。
写真はカトマンンズにあるレストランのキッチンです。コックさんたちはネパールの代表的な料理であるモモ、ネパール版の蒸し餃子を準備しています。ちょうど生地に具を包んでいるところです。
最初、キッチンに潜入して写真を撮らせてほしいと頼んだときは、写真には写っていませんがコック長に、けんもほろろに断られました。あきらめてテーブルに着いてしばらくすると、ニコニコしながらコック長がやってきました。驚いたことに、撮影してよいとのことです。
なぜでしょう? 最初潜入したとき、料理台の上にいくつかのボールに入れたスパイスのようなものと、2個の大きい肉塊が置かれていました。肉塊は脂肪分を多く含んだもので、何の肉かは分かりませんでした。二度目にキッチンに入ったときにはこのスパイスと肉塊はきれいに片付けられており、写真にみるように、モモの生地と具、そして包まれたモモしかありませんでした。
不思議ですね。スパイスと肉塊はモモの隠し味に使うのか、それとも???
コック長によると、黒い帽子をかぶった弟子がモモを包むのが一番うまく、その次が右端、その次が左隣、そして、一番だめな弟子が左端だそうです。念のため、お知らせしておきます。
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