サルジャナ・ゴルフ&カントリクラブのすぐ南隣にあるのがグレンマリー・ゴルフ&カントリクラブです。ここは1993年にオープンした36ホールのコースです。オープンが7年しか違いませんが、木々の育ち具合を見ると、サルジャナの方がより伝統があるとの印象を受けます。
一方、グレンマリーのメリットは、ホテルとコースが隣接していることです。部屋の窓からグリーンをすぐ見下ろすことができます(写真)。部屋からクラブハウスまで数分で行くことができます。この距離だとゴルフバックを担いでいってもそれほど負担にはなりません。ゴルファーにとっては理想的な環境です。サルジャナではホテルの部屋からクラブハウスまで、歩くと10分以上かかります。階段や坂の昇り降りもあります。
写真をご覧ください。キャディさんは女性です。サルジャナ・ゴルフ&カントリクラブも含めて、マレーシアの伝統あるコースでは男のキャディさんが多いのですが。彼女たちはマレーシアの女性ではありません。ほとんどの人がインドネシアからの出稼ぎです。それも、スラバヤ出身者とのことです。スラバヤはインドネシア第2の都市で、ジャワ島の東部にあります。
多分、一つのエージェントから送り込まれてくるのでしょう。聞いたところによるとキャディさんは200名ほどいて、コースの中にある宿泊施設に集団で住んでいます。内部はわかりません。外から見るとたこ部屋みたいな印象を受けます。彼女たちの楽しみは、おしゃれと2年に1度くらいの帰省だそうです。
キャディさんに限らず、メイド、道路の清掃、建設などの単純労働には、インドネシアからの出稼者が多く従事しています。マレーシア語とインドネシア語はよく似ているので生活や仕事には問題はないのでしょう。ただ、両国の人の間で、少々摩擦があるとも聞いています。
タイのバンコク周辺のゴルフ場のキャディさんは、タイの田舎出身の女性が多くいます。外国人(タイ人にとっての)のキャディさんに出会ったことはありません。ただし、ミャンマー出身のメイドさんには何人も出会いました。
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