“アユタヤの九ヶ所参り”と“アルマトイでのロングステイ”をシリーズで投稿していましたが、もうしばらくトルコの話を続けます。
トルコのお土産は伝統的な細密画、ミニアチュールです。アンティークではなく、オスマン時代の本のページを切り取り、その紙の上に金箔を張り、現代の作家が古いモチーを描いたものです。上にはオリジナルのオスマンの文字がデザインとして使われています。
上の絵に描かれているのは、イスラム神秘主義教団のひとつ、メヴレヴィー教団の宗教儀式です。神秘的な音楽を奏でる演奏者と、白いスカートを広げてくるくる回る人、セマーゼンが画かれています。セマーは、同じ行為、ここでは回転することを続け自我を忘れ神との融合を目指すものです。その行為の中で神の愛を感じ、その愛を地上のすべての生き物へ与えることをめざします。
イスタンブールの新市街にあるガラタ塔の近くにメヴレヴィー教団の修行場があります。この絵を購入したのは修行場のすぐ近くにある画廊です。イスティクラール通りの南端、路面電車のテュネル駅より左寄りの道をとり、さらに下った所です。イスタンブール観光のおりには、是非ともこの画廊を訪問して下さい。
この絵は、タイでのロングステイの基地として計画しているタイスタイルハウスのインテリアの一つにと考えています。
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