トルコ、イスタンブールは本当に久しぶりです。30年以上のご無沙汰です。近年の経済発展はめざましく、人々も自信を持って生活しています。一人当たりのGNI(国民総所得)も2005年には4,710ドルに達し、もう中進国です。アジアの国々の中ではマレイシアの4,960ドルに相当します。ちなみに、日本は38,980ドル、タイは2,750ドルです。
経済的に発展しても、変わらないのはトルコの人たちの親日感情です。写真はトプカピ宮殿の入場口の前で撮影した子どもたちの笑顔です。私の顔つきから日本人だと分かるのでしょう、口々に“こんにちは”と日本語で挨拶してくれます。
このトルコの人たちの親日感情は、1890年のトルコ軍艦エルトゥールル号の乗員に対する串本町民の懸命な救助活動に対する感謝、トルコの宿敵であるロシアに対する日露戦争での勝利、さらには、トルコ人と日本人が中央アジアから東西に分かれて移住していった同じアジア系であるという同族意識などが主な理由だといわれています。
トルコの子どもの笑顔には変わりはありませんが、物価の高さには驚かされました。EUへの統合は政治的にはギクシャクしていますが、経済的には確実にEU物価に近づいています。トルコでロングステイするときの問題点です。
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