バンコクの市場、タラート・オー・トー・コーのお客はタイの人たちです。ある知り合いの家族は週末に自家用車できてまとめ買いをします。鮮魚コーナーでは何種類もの魚介類を数キロ単位で買っていきます。一度に料理するのではなく、冷凍して何回にも分けて食べるようです。ホームパーティがある時も市場にきてお客様用の食材を大量に調達します。観察していると、勤め帰りの人もいるようです。今夜の夕食用の食材でしょう。
さて、タイでは魚介類はどのように料理されるのでしょうか?レストランで撮影した写真ですがいくつかの料理を紹介します。バンコクの海鮮レストランでよく出される中華風ではなく、タイの料理法です。
まずクン・カーン・カーム・パット・プリックゲーンです(写真1)。炭火でグリルした大エビ(クン・カーン・カーム)に、カレーソースで炒めたインゲンなどの野菜(パット・プリックゲーン)をかけたものです。生野菜が添えられています。
次はミィアン・プラチョン・トーツです(写真2)。プラチョン(魚の種類)をディープフライしたものにミィアンを添えた料理です。ミィアンはトッピングで、ここではピーナツ、レモン、しょうが、干しエビ、シャーロット、唐辛子、レモングラスなどをソースで和えた物がかけられています。その上にミントの葉が添えられています。
タラート・オー・トー・コーでもレディーメイドのミィアンを買うことができます。写真3はミィアン・カムと呼ばれるもので、一口で食べるミィアンの意味があります。パックの左上より、ココナツの果肉をスライスしたものを炙ったもの、炒めたピーナツ、干しえび、ソース、そして中央には唐辛子があります。隠れて見えませんがレモンの角切り、しょうがなども含まれています。タイの人は、下にある葉っぱにこれらを巻き、スナックとして食べます。料理に使うこともできます。なお、1パックは50バーツです。
- 続く -
コメント