バンコクの市場、タラート・オー・トー・コーの鮮魚コーナーの続きです。タイの海鮮レストランの定番にマッドクラブ(泥カニ)の料理があります。カーレー炒め、黒こしょう炒め、春雨とハーブと一緒に蒸したもの、シンプルな炭火焼などなど、料理方法は様々です。料理前のマッドクラブをご覧になった方も多いかと思います。よく海鮮レストランの店先ではさみを縛られて悲しそうに並べられています。出身は地元タイ、オーストラリア、ミャンマーとさまざまです。
タラート・オー・トー・コーの鮮魚コーナーでもマッドクラブを専門に扱う店があります。やはり手足を縛られて並べられていますが、ここのカニはまだ元気でファイティングスピリット十分です(写真1)。真ん中のカニをご覧になって下さい。目をむき、はさみを開こうとしています。ここでは、一匹丸ごと買うこともできますし(写真2)、生きたままさばくのが残酷だと言う人には、店にお願いすることもできます。
カニはタイ語で“プー”です。マッドクラブは“プー・ター・レー”、またはある地方では“プー・ダム”と呼ばれています。“ター・レー”は“海”、そして“ダム”は“黒”の意味です。マッドクラブの値段は1キロ450バーツほどです。
この市場では渡りガニも見かけました(写真3)。タイ語では“プー・マー”です。“マー”は“馬”で、馬のように足が長いカニを意味します。値段はマッドクラブと比べると少し安めです。
写真4はシャコです。タイ語で“ガン”と呼ばれます。日本の物に比べると大振りで、値段は1キロ350~450バーツです。
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