ルーブル美術館で絵画を鑑賞しながら、このうちの一つをバンコクで計画しているタイスタイルハウスのインテリアに欲しいと思うようになりました。まさか盗むわけにもいかず、また、絵のサイズも大きく家からはみ出してしまいます。どうしても欲しいし、どうしたらいいのでしょう???
ヨーロッパの古本屋、骨董屋、またストリートマーケット(写真1)で、古い本をばらしその中の版画の挿絵を売っているのを思い出しました。フランスの歴史的イベントでさらに挿絵になりそうなものはないのかと考えながら、絵画の鑑賞を続けました。
ダヴィッド作による「ナポレオンの戴冠式」に出会い、これだと決めました(写真2)。この作品は1804 年ノートルダム寺院でのナポレオンの戴冠式を描いたものです。ただし、この写真は絵の一部を撮影したものです。フラッシュの反射を除くために斜めから撮影しています。
ルーブル美術館からの帰り、セーヌ川沿いに出ている露店を見て回り、最後の店(写真1)でとうとう「ナポレオンの戴冠式」を探し出しました。1885年に出版された本の挿絵です。これで、とうとう目的を達することができました。この版画をスキャンしたものを写真3で紹介します。写真2のオリジナルと比べてください。
将来、フレームに入れてタイスタイルハウスのインテリアとして飾りたいと考えています。この露店では、ちょうど北アフリカのアルジェからの帰路であったために、古いカスバを描いた版画も購入しました。映画「アルジェの戦い」の舞台になったカスバです。この版画とカスバの話は機会をみて紹介します。
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