タイのナラチワットからマレイシアのコタバルへ到る国境です(話題No.74の地図の④)。両国は小さなフェリーボートで結ばれています。写真1はタイ側よりマレイシア側へ渡っているフェリーです。
フェリーは、ドリアン、煮干し、プラスチックのバケツなどの荷物を積んだ車や荷車を満載しています。ローカルで消費する物資がほとんどです。タイの南部にはイスラム教の人が多く住んでいるために、マレイシア北部との経済的な結びつきも強いのでしょうか。マレイシアの中でも北部のケダ、ケランタンそしてトレンガヌーはよりイスラム色の強い州です。
当時は鳥インフルエンザがベトナムやタイで発生しており、この国境においても検問が厳しく(?)行われていました(写真2)。各国の空港での検査は温度センサーを搭載したビデオカメラで観察されたり、さらには、温度計を直接額に当てられた国もありましたが、ここでかわいい看護婦さんにただ眺められただけです。タイからの感染を恐れていたマレイシアで何もチェックがなかったのが不思議でした。
この時はタイのソンクラに宿泊していたのですが、国境を越えてマレイシアのコタバルまで日帰りで出かけました。コタバルがあるトレンガヌ州はバティークが有名です。インドネシアが有名ですが、ここでも品質の良いものが安く手に入ります。コタバルの街をジャラン・ジャランし、いい店を探し出しました。お土産はバティークのシャツです(写真3)。なお、“ジャラン”は“通り”で、“ジャラン・ジャラン”は“散歩”、または“ぶらぶらする”という意味です。
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