タイとラオスの国境は緩やかに流れるメコン川です。ラオス側からメコン川の向こうにタイが望めます。1994年にオーストラリアの援助で完成したミタパープ(友好)橋が、ラオスとタイを結んでいます(話題No.74の地図の③)。ラオスの首都ビエンチャンからこの橋まで車で30分ぐらい、タイのウドンタニよりは1時間ぐらいの距離です。
以前、バンコクからビエンチャンまでの航空便が取れなかったとき、ウドンタニまで飛び、そこから車で移動することも考えたこともあります。バンコク - ビエンチャン間は日に1便ですが、バンコク - ウドンタニ間は日に3便あります。飛行時間は両者1時間ぐらいです。
ラオスに駐在している人のなかには、ビエンチャンの近郊にも1ヶ所ゴルフ場がありますが、そこに飽きるとノンカイなどにあるゴルフに出かけるそうです。国境間の移動は簡単です。
一方、ビエンチャンから古都ルアンパバーンまで至る国道13号線の一部は、外務省の安全ホームページにある渡航情報によれば「渡航の是非を検討して下さい」に分類されています。渡航情報の説明は以下のとおりです。
「ラオスにおいては、2003年2月以降、国道13号線上(バンビエン〜ルアンパバーン県シェングンまでの区間)において、通行中の車両に対する襲撃事件が多発しており、外国人を含む多数の死傷者が出ています。2004年度以降、襲撃事件等の発生は確認されていませんが、今後も同種の事件が発生する可能性は排除できません。」
以前何かの本で、雲南省から南下したタイ族のうち山岳地に留まったものがラオス人、勇敢にも下の平野まで降りてきたのがタイ人となったと読んだことがあります。両国の言葉も良く似ているそうです。
様々なこと考えながら、ラオス側より橋の中間地点、国境線、まで歩きました。
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