この夏バンコクにある建築設計事務所A社とB社を訪問しました。この2社の評価と、タイの建築設計業界と建設業界の一般情報を得るためです。
両社ともスクンビットの若い番号のソイに事務所を構えています。いずれも30代半ばの担当の建築家とその上司が対応してくれました。第一印象ですが、A社は伝統が感じられそして家内工業的、一方、B社は20年以上の歴史はありますがスマートでビジネスライクであると感じました。会社の規模はB社が大きく、建築設計事務所が頭で、インテリア、景観設計、施行管理などのグループ会社を持っています。
対応してくれた若い建築家も社風を反映しています。A社の建築家Cさんはまじめにこつこつ努力するタイプです。B社のDさんはスマートでいかにも現代的で垢抜けた建築家です。A社のCさんの英語力は十分にコミュニケーションが取れるレベルです。上司の方は流暢に話せます。B社のDさんは英語を流暢に話しますが、彼の上司には問題があります。いずれにしても両社とも英語での意思疎通は問題ありません。
訪問前に敷地の概略と住所や位置図をメールで送っておきました。A社のCさんは事前に敷地を見ており、さらにゴルフ場の管理部門をも訪問して、ゴルフ場での建築条件や向かいの建築中の建物の図面も手に入れていました。Cさんの熱意を感じました。
一方、B社のDさんは契約後に見に行くとのことです。これは今B社が同じゴルフ場内で住宅を建築中で、事情が分かっているからでしょうか。合理的ですが、ネガティブな印象を与えます。
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