2002年に訪れて以来、6年ぶりのネパールです。今回は2週間の滞在でしたが、地方へ出かけることはなく、ほとんどカトマンズ盆地の中で過ごしました。唯一の例外はパナウティ(Panauti)への小旅行です。
パナウティはカトマンズ市の南東約35kmの所にある小さな街です。カトマンンズ市からは、カトマンズ盆地を囲む山を越えての、車で約1時間のドライブです。行政上は“市”ですが、中心部の狭い市街地を囲んで、周辺には広い農村地帯と丘陵地帯が広がっています。人口は約23,000人です。
パナウティはロシ川とプンヤマティ川に囲まれた古い中世の街で(写真)、世界遺産の候補にもあがっています。写真の中心より少し左側にある三層のお寺はヒンドウのシバ神を祭ったもので、1294年に建てられました。このインドレショワー・マハデブ寺(Indreshwor Mahadev Temple)はネパールで一番古いお寺です。
二つの川にはさまれた土地は魚の形をしていて、このお寺はちょうど魚の目の位置にあります。写真には写っていませんが、街並の向こうにもう一つの川があります。写真はパナウティに接してある丘の上から撮影しました。もう少し登らなければ魚の形は分かりません。残念ながらこの高さには木が茂っており、魚を見ることはできませんでした。
パナウティにはまだネパールの田舎の良さが残っています。中世の街並にはまだ静けさがあります。ネパールのリピーターで、カトマンンズ盆地にある世界遺産をすでにご覧になった方々、カトマンズの喧騒から逃れたい方々には、是非とも訪れてもらいたい場所です。ある人によれば、パナウティは日本の宇治に似ているとのことです。
バンコクからカトマンズまで3時間の飛行です。ネパールはタイのロングステイヤーも気軽に行けるところです。もちろんゴルフ場もあります。ご心配なく。
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