土砂災害に関してはマレーシアでも同じような状況です。1993年にはクアラランプールの北にある丘陵地の斜面に建てられたコンドミニアムが斜面が崩れると共に倒壊し、72人が死亡しました。9年後の2002年にも隣接する高級住宅地が土砂災害の被害を受けました。
ゲンティン・ハイランドをご存知でしょうか。クアラランプールからあまり遠くない山の中にあるリゾート地です。カジノがあることでも有名です。1994年にこのゲンティン・ハイランドにいたる道路で土砂崩れが起こり、ドライバーなど21人の方がなくなりました。
マレーシアのロングステイとして人気のある高原リゾート地のキャメロン・ハイランドとフレイザーズ・ヒルでも土砂災害に注意が必要です。建物の安全も重要ですが、アクセス道路が土砂崩れにより切断されることもあり、何日もロングステイ先で閉じ込められる可能性もあります。
土砂災害に見舞われる確率は、バンコクで洪水に遭う確率より低いですが、心構えだけは持っていてください。ロングステイヤーでも、タイとマレーシアでその国のテレビ番組で気象予報を見ることはあまりないと思います。日本のように警報が出さされるシステムが整備されているかどうかも不明です。
マレーシアの山岳地の写真を探したのですが、ネガフィルムで撮影したものしか見つかりませんでした。そこで、Google Earth よりキャメロン・ハイランドへ至る道路を紹介します。写真中央の線が右手奥のキャメロンハイランドへ続く59号線です。
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