中央アジアの弦楽器の写真を探してみました。写真はiPhotoで整理しているので、簡単に見つけることができます。写真を国別に分けて整理しており、枚数が多い国はさらに都市または地方別に細分しています。
さっそくそのうちの一枚を紹介します。カザフスタンの首都アスタナのホテルで撮影したものです。ここでは4種類の弦楽器が使われています。
まず、いちばん左の男性が弾いている弦楽器すが、“ドンブラ”と呼ばれます。カザフスタンの国民的民族楽器です。共鳴箱は古くは桑などのをくり抜いいたもので、二本の弦が張られています。民族ダンスの伴奏としてだけでなく、独奏楽器としても使われています。
次の女性が演奏している弦楽器は“コブズ”です。一本の木から彫り出したもので、二本の弦が張られています。カザフの伝統を考えると、弓は馬の尻尾でしょう。コブズはカザフスタンの古い文化に属するシャーマニズムに使用される楽器です。昔は楽器というよりは祭具だったのでしょうか。
残り二つの弦楽器は現代的で、ロシアやウクライナの楽器でしょうか?どなたかお教え下さい。
カザフスタンンのアルマトイに「民族音楽博物館」があり、いろいろな民族楽器を知ることができます。また、アスタナの国立中央博物館にも楽器が展示されています。中央アジアの博物館は興味あるものが数多く展示されているのですが、解説がほとんど現地の言葉、例えばカザフ語とロシア語ですのです。楽器の勉強をするためにも、日本語とまでは言いませんが、英語での解説が欲しいものです。しばらく時間はかかるとは思いますが、期待しましょう。
コメント