海外では時間を見つけて市場を訪問することにしています。そこで生活をしてないのでショッピングをすることはあまりありませんが、市場では人々の生活を知ることができ、また興味ある知識を得ることもできます。
今回はペルーの首都リマの中心部ブレナ地区にある市場の紹介です。ここは肉、魚、野菜、果物、穀物などの食材を扱う市場で、面白いことにビルの半地下に入っていてます。まずは果物屋さんです。
皆さんご存知の果物が雑多に並べられていますが、タイなどの熱帯の国の果物屋さんとは少し雰囲気が違います。なぜでしょうか? ペルーの国土は、海岸に沿う乾燥地帯、アンデスの山岳地帯、そして東側にはアマゾンの熱帯地帯より構成されています。果物屋さんにならぶ果物にもこの国土の特徴があらわれています。乾燥地帯からの柑橘類やナシ、山岳地方からの何種類かのリンゴ、そして熱帯地方からのマンゴー、パパイヤ、バナナ、パイナップルなどです。
話題163から紹介しているタイの市場は熱帯の果物が中心ですが、ペルーは品揃えにバラエティがあります。最近ではタイのスーパーマーケットでは輸入物の果物が並び、この写真の品揃えとあまり変わらなくなっていますが。
タジキスタンの田舎町ヒソールの市場とも比較してください。乾燥した山岳地帯であるここでは、ぶどう、リンゴ、さくらんぼ、すもも、桑の実などが売られています。
市場での買物はロングステイされている方の一つの楽しみだと思います。買物をしながら、その国の地理や気候も想像してください。
- 続く –
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