タシケントで、シルクロードの旅の疲れをいやすときの楽しみの一つに観劇やコンサートがあります。写真1はナヴォイ・オペラ・バレエ劇場の4月から5月のプログラムです。ほぼ毎日、オペラかバレエが上演されています。席は数百円であるため、毎日観ても負担にはなりません。よく仕事が終わった後で行きますが、夕食前の時間を楽しく過ごすことができます。
ナヴォイ・オペラ・バレエ劇場は1947年に完成しました。外装(写真2)、内装ともすばらしい劇場で、1,500人収容することができます。この劇場は、第二次世界大戦後タシケントに抑留されていた日本兵などの捕虜に、強制労働で造らせた建物の一つです。カザフスタンのアルマトイにあるアバイ・オペラ・バレエ劇場も日本兵の捕虜の強制労働で建てられたものです。
旧ソ連圏の大都市には観劇やコンサート、さらにはサーカスの劇場が整備されています。しかしながら、団員の方はどうでしょうか?劇場の席が埋まってない日もあります。旧ソ連時代は国が生活を保障してくれたでしょうが、今はどうなっているのでしょう?末永く劇や音楽を楽しみたいため、心配になってきます。
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