タイの人はバナナをフルーツとして食べるだけではなく、調理してお菓子として楽しみます。代表的なものがバナナの一種“グルエ・カイ”や“グルエ・ナム・ワー”(話題199)をシロップの中で煮たもので、“グルエ・チャーム”と呼ばれます。写真1はバンコクの市場、タラート・オー・トー・コーで撮影したものですが、大きな鍋で“グルエ・カイ”を煮ています。
この市場ではパックしたものを買うことができます(写真2)。左側が“グエ・カイ”で、右側が“グルエ・ナム・ワー”です。“グルエ・ナム・ワー”は元々バナナの黄色い色をしていますが、不思議なことにシロップで煮ると紫色に変色します。着色ではありません。タイの人は“グエ・チャーム”を食べる時、ココナッツクリームを少したらします。味がさらに良くなります。
“グルエ・ブアット・チー”はココナッツミルクで“グルエ・ナム・ワー”を煮たものです(写真3)。デザートとして暖かいものを食べます。バナナの代わりにタピオカを入れたものもレストランでよく出されます。
“グルエ・オップ・ナムプング”は、つぶした“グルエ・ナム・ワー”を乾燥させて、蜂蜜に浸し、さらに乾燥させたお菓子です。“オップ”は「乾燥」で、“ナムプング”は「蜂蜜」です。これはタイでよく食べられるお菓子です。
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