No. 190 バンコクの変化とロングステイ

写真1をご覧下さい。さて何の写真でしょうか？　BTSサヤム駅のプラットホームからから北の方向を撮影したものです。2006年1月の撮影です。視界はご存知のサヤムパラゴンで遮られています。ここは新しくできた大規模なショッピングセンターで、冷房がきいた中でショッピング、食事、そしておまけに水族館も鑑賞することができます。サヤムパラゴンの中に入れば、少々高くつきますが快適な空間と時間を楽しむことができます。

以前、この敷地にはサヤムインターコンチネンタルホテルがありました。メインの宿泊棟は2階建ての建物で、広い庭の中で樹々に囲まれて建っていました。庭にはジョギングコース、テニスコート、小さいながらゴルフのドライビングレンジ、さらには動物園もありました。部屋は狭く、設備も最新のものではありませんでしたが、サービスがすばらしく値段もお手頃でしたので、定宿としていました。

写真2は2003年2月に撮影したものです。ホテルがちょうど取り壊された直後のものです。写真3は2002年5月撮影で、ホテルはまだ営業しています。3枚の写真はほぼ同じ方角を撮影しています。

写真3の中央の建物がレセプション棟で、左側が入り口です。伝統的なタイスタイルハウスをイメージした屋根を持っています。この背後に広い庭が広がり、その中に樹々に囲まれたメインの宿泊棟があります。

バンコクからは良いものが急激に失われています。快適にロングステイを楽しむ環境も例外ではありません。ただし、ショッピングセンターの中でロングステイを満足できれば別ですが。