ここやしの木はタイでは“トン・マ・プラオ”と呼ばれています。南の国々の景観を醸し出すのに一役買っている木です。高さは普通8 m 以上あり、野生のものは30 m近くまで育ちます。葉は周囲に3 ~ 7 mも広がります。強い太陽のもとでよく育ち、また強い風にも耐えることができます。
ここやしの木はタイスタイルハウスに最も適した木の一つです。“タイスタイルハウスの特徴(その3)、2005年9月1日”で説明したように、ココヤシの木は背が高く、家の高さに吹く風の抜けを妨げません。広がった葉は家を影で被います。さらに、風にそよぐ葉のささやきは、涼しさを与えてくれます。
葉が大きく広がること、そしてかたい実が落ちるスペースを開けとおく必要があることより、ここやしの木はある程度の広さがある庭に適しています。
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