栽培されているバナナの種類は数百種以上と言われていますが、ここではタイでよく見かけるバナナを3種類紹介します。バンコクの市場、タラート・オー・トー・コーで撮影したものです。
まず最初は日本でもよく見かけるバナナと同種の“グルエ・ホーム”です(写真1)。“グルエ”が「バナナ」で“ホーム”は「良い香り」ですので、「良い香りがするバナナ」です。このバナナはフルーツとして生で食べます。このおばあちゃんに声をかけられるとついつい多めに買ってしまいます。
話が脱線しますが、バナナの横にあるのがココヤシの果実、ココナッツです。この種類は中のジュースを飲んだり、殻の内側の胚乳を食べたりします。ビーチでよく売っているのもこのココナッツです。飲み易いように殻がカットされています。おばあちゃんの前にあるのもココナッツで、これは料理に使います。
次のバナナは“グルエ・カイ”です(写真2)。“カイ”は「卵」ですので、「卵のように丸いバナナ」です。日本ではあまり見かけることはありません。これも、“グルエ・ホーム”と同様にフルーツとしてそのまま食べます。またお菓子として料理することもあります。
最後は、写真3の背後にある緑のバナナで、“グルエ・ナム・ワー”と呼ばれます。名前に特別な意味はありません。この種のバナナはフルーツとしては食べず、お菓子などに料理して食べます。これも日本で見かけることはありません。
ここでは紹介しませんが、モンキーバナナもタイではよく見かけます。
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