ワット・パナン・チャーングでは珍しい“タンブン”を目にしました(写真6)。“タンブン”は「お布施」のことです。ここでは人々は、パックされたお米を購入し、お寺に寄進します。そして、お寺はこのお米を貧しい人に施します。アユタヤ周辺は洪水の被害を受けていたため、被災者の炊き出しにも使われるのでしょう。お米、“カオサン”、のタンブンですので、“タンブン・カオサン”です。
1パックは5キロ詰めで、90バーツと書かれていました。想像ですが、人々はお米を希望する金額で購入し、お米と、購入金額と90バーツの差額のお金が、お寺への“タンブン”となるのでしょう。たぶん、お米はきとくな人の“タンブン”で、お寺に安く納められたものでしょう。
われわれ夫婦は1パックに500バーツの“タンブン”をしました。購入時に、名前を書いたお札を渡します。後でご祈祷していただけるのでしょう。