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17. ワット・プラ・シー・サンペット(その1)

17. ワット・プラ・シー・サンペット(その1)

午前中には3つのお寺しかお参りできませんでした。あと6つのお寺が残っていますが、まずはお昼休みですう。デジタルカメラは撮影時間も記録にの残っているので便利です。記録によれば、この日は12時半から14時の間、1時間半ほどホテルで食事と休憩をとりました。スローな旅ですので、疲れないようにのんびりと行きましょう。

午後の最初のお寺、今日の4番目のお寺は“ワット・プラ・シー・サンペット”です。写真2の位置図を参照して下さい。このお寺は“コームアン”の中心から少し北西の位置にあります。 “プラ”は「仏さま」、 “シー”は「栄光」、そして “サンペット”は「知識のある人」ですので、このお寺の意味は、すいません、うまく日本語になりません。意味をつなぎあわせて、名前の意味を感じ取って下さい。

名前にワット(寺)が付いていますが、正式には寺院ではなく、王専用の仏教儀式の場、王族の守護寺院でした。このため、僧侶は居住していませんでした。1491年に建てられたものですが、1767年にビルマ軍により破壊され、今は3つの仏塔が残っているだけです。ここにはアユタヤ王朝の王の内3人の遺骨が納められています。

ここで、少し説明が必要ですが、お参りしたのは“ワット・プラ・シー・サンペット”ではありません。お寺の南に隣接した“ヴィハーン・プラ・モンコン・ポーピット”です。ここはお寺に隣接した王宮あとに建てられたお堂です。王宮と王族の守護寺院が隣接して建てられる例には、バンコクにあるエメラルド寺院と王宮があります。両者が一つの敷地にあり、現世の権力と仏教の権威を結びつけています。お気づきでしょうか。エメラルド寺院にもお坊さまはいません。

写真は “ワット・プラ・シー・サンペット”の一つの仏塔を遠目に見たものです。スローな旅ですが、ゆっくりと観光する暇はありません。お参りが第一です。

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