さて、アユタヤの九ヶ所参りの最後のお寺、“ワット・プッタイ・サワン”も“コー・ムアン”にはなく、チャオプラヤ川をはさんだ島の南側の対岸にあります。
このお寺には、人から愛されること、強さ、そして健康を願ってお参りします。我々はここでも、タイスタイルでお参りを続けました。まず、ろうそくをお供えし、次に、3本のお線香に火をつけ、願いごとをこめてお祈りしました。残念ながら、お願いは日本語でしたが。最後に“プアング・マー・ライ”を仏様にお供えしました。
“ワット・プッタイ・サワン”には、アユタヤ王朝の3人の王様の像が奉納されていて(写真)、タイの人々はここにもお参りします。中央はアユタヤ王朝の創設者、ウートーン王(ラーマーティボディー1世、在位1351年〜1369年)、向かって左がナーレースワン大王(サンペット2世、1590年〜1605年)、右がエーカートッサロット王(サンペット3世、1605〜1610年)です。ナレスワン大王とニワトリの関係については話題295で紹介しましたが、ここでも銅像の下に多くのニワトリが奉納されていました。
朝バンコクを出て、駆け足でアユタヤの九つのお寺をお参りしました。もう夕闇が迫っています。運転は運転手に任せているので、冷えたビールを飲みながらバンコクへ帰るだけです。